今朝の富士山。
相変わらず天気がハッキリしない朝。
でも雨は降りそうもないので、昨日の続き。
っていうか、昨日書いてない作業から。
SRX600(2NX)を完全LED化することにしました。
ホントは車検が気になるので、そのままにしておこうと思っていたのですが、よく見たらヘッドライトが初めからLEDバルブに変えられてまして。
これで車検が通るなら、他の灯火類もLED化して問題ないと判断。
というわけで、昨日Fブレーキディスクを交換した後からLED化に臨みました。
まずはウインカーバルブ交換。
元々オレンジ色のバルブが入ってました。
ので、オレンジ色(アンバー)のLED。
光ることを確認してから。
レンズをつける。
ちなみに、リアは通常のシングルバルブなので極性を間違えると点灯しない。
そしてフロントはポジションランプを兼ねているのでダブルタイプのバルブを入れました。
この場合にはピンの位置がズレているので、極性の間違えようがありません。
続いてテールランプも同様に交換。
ナンバー灯も兼ねてるので車検も大丈夫そう。
テールランプもダブルタイプです。
ダブルタイプって、例えば、テールランプとブレーキランプのように、2つのスイッチに反応するってことですよね?
ピンがズレていることで、こんな機能を持たせるのってなんか不思議。
ま、いっか。
ここまで交換したら、リレーをLED用に交換して動作確認。
この時点ではSRX250(3WP)のLED化の時と同様の動作でした。
つまり、例えば左のウインカーを点滅させると右も点滅。(ただし、右の方が少し暗い)
そして、インジケーターランプは点かない。
ってことで、250の時と同じように解決しようと思い、抵抗を準備しました。
と、ここまでが昨日やった作業です。
でも、どうしても抵抗を入れることに納得できないので、夜に寝ながらもう少し勉強してみた。
こんな記事を発見。
インジケーターランプは左右のウインカーの真ん中に直列で配線されており、左右のウインカーと合わせて3つのランプで電気を消費しています。直列で配線されているため、左のウインカーが点滅しているとき右のウインカーにも微弱な電流が流れています。
本来であれば左ウインカーとインジケーターランプでほとんどの電気は消費され、右のランプが光るだけの電力は供給されません。しかし、LED化すると消費電力が少なくなり、右のウインカーが光ってしまうのです。
つまり、両方とも同時に点灯するハザード状態になってしまいます。
これを回避するために必要になるのが、「整流ダイオード」の組み込まれたハーネスです。整流ダイオードは電気を一方向にしか流さない性質があるので、左ウインカーの電力が右ウインカーに流れることはなくなります。
これまで、ウインカーをLED化した場合、インジケーターランプをLEDにしなければ、リレーだけLED用に交換すれば良いと思ってました。
ですがこの記事の内容によれば、消費電力が小さくなることで、左右のウインカー(回路全体)に電流が流れるってことです。
そもそも左右のウインカーの間に直列にインジケーターランプを入れて、片方の消費電力が大きいから、反対側は点かなるという発想がどうかと思いますが、これまでいじってきたバイクはみんなこのタイプです。
なので、左右のウインカーだけLEDにして、インジケーターランプをLEDにしてなければ、そこである程度電力が消費されるので、リレーをLED用にしただけでうまくいくケースがあったんです。たぶん。
でも、インジケーターもLEDにすると、(これまでの私の考えでは)LEDの極性により片方の時にしか点かなくなるので、整流ダイオードを入れることで、左右どちらのウインカーを点けてもインジケーターランプが点くようにする。
と思っていたのですが、半分勘違いのようでした。
極性のあるLEDを使ったCG125の時には、当たり前のように整流ダイオードを入れて、知らないうちに解決していた問題が、SRX250(3WP)の時には無極性LEDを使うことで整流ダイオードは必要ないはずだ、という思い違いをしていたようです。
なので、250の時には抵抗を入れて消費電力を大きくするという本末転倒な解決策を用いていました。
恥ずかしい。
ってことで、昨日せっかく準備した抵抗ですが、それは使わずに本来の目的である消費電力を小さくするため、整流ダイオードを入れることにしました。
とにかく早く片付けたかったので、近くのパーツ屋で整流ダイオードだけを購入して自分で配線を繋ぎます。(Amazonの方が断然安いけど)
左右のウインカーのプラス極がインジケーターに入っているので、この二つを1本にしてインジケーターの片方に入れ、もう片方はアースに持っていきます。
ってことで、まずは左右のウインカーからくるプラス極を1本にして逆流しないように整流ダイオード使います。
ここまで準備しておいたら、メーター内のバルブを全てLEDに交換していきます。
無極性なので試す必要もないけど。
250の時と同様に、スピードメーター内照明用のバルブがとてもアクセスしにくくて苦戦しました。
この作業が一番時間がかかります。
どうにか全てのバルブ交換が終わったら、インジケーターランプにつながる配線を探し、先ほど作った配線を割り込ませて、さらに片方はアースに繋ぎます。
全体的にはこんな感じ。
無駄にギボシ端子が多いですが、既設の短い配線を切断するのが嫌だったので、元の配線には全くダメージを与えないようにしました。
ので、その気になれば完全に元どおりに戻すことができるようになってます。
配線が完成したら動作確認。
全く問題なく、想定通り全て完璧でした。
ってことで、リレーを本来の位置に戻そうとしたのですが、新しいリレーの方が大きくてうまく入らず、(振動で壊れないように)スポンジを貼り付けて奥に突っ込むだけにしました。
奥に引っかかる場所があるので、多分落ちてくることはないでしょう。
これで完全LED化は完了ですが、もう一つ、ブレーキフルードの滲み(汗かき)が気になるので、ホースを交換します。
ホースにも無理な力がかかってますな。
まずはリザーバータンク内のフルードをシリンジで抜き、漏れないようにキッチンペーパーで十分養生してからホースを外します。
でもちょっと漏れた。
もうブレーキフルードは嫌いだ!
そして新しいホースを適当な長さに切って無理な曲がりがないようにして装着。
あとは慎重にフルードを入れて蓋を閉めたら完了。
にぎにぎしてもエアー噛みはなさそうです。
さらに以前に格安で買ってあったバッテリーも交換。
これで、最近まで気になっていた箇所(Fブレーキディスク、灯火類LED化、ブレーキフルードの汗かき、バッテリー)は全てクリア。
これでしばらくはノートラブルで走ってほしいものです。
天気が心配だったけど、軽く河口湖一周してきました。
エンジン止めずに撮影。
そして夜にLED化の確認。
これで我がSRX600(2NX)は私が考えられるレベルではとりあえず懸案事項はなくなりました。
250も先日LED化してありますが、今回の反省を活かして、近いうちに抵抗を外して整流ダイオードを入れて本来のLED化の目的の一つでもある消費電力の低減を図ります。
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