本日の一枚。
庭で。
今日は今にも降りそうで結局夕方まで降らない一日でした。
土曜日でしたがほとんど外にも出かけずに、昨日まで無駄にした時間を取り戻すため、PCの前に座って作業してました。
ってことで、面白い出来事もなかったので(前にも何度か書いてますが)CG125をカフェレーサー にするまでの経緯をまとめます。
私の趣味はバイクです。
バイクだけは実用性とかを完全に無視して趣味と割り切っています。
とは言っても、ビンボーなので欲しいものを何でも手に入れられると言う身分ではありませんし、最新式の高級なバイクに乗るのが好きってわけじゃなく、自分が気に入ったバイクなら古くても安くても人からどう見られようともOKです。
だって趣味だから。
現在乗っているバイクは、DUCATI 996S(2001年)、HONDA CG125(1998年)、HONDA MOTOCOMPO(1980年代)の3台です。
バイクの話を始めると延々と語れますが、今回は写真中央のバイク、HONDA CG125に乗るまでの経緯がわらしべ長者的で面白かったので紹介します。
結論だけざっくり言うと、
・3万円で中古バイクを購入
・カスタムして7.5万円で売れた
・それを元に6万円の中古バイクを購入
・カスタムして不要になったパーツが3万円以上で売れた
・つまり好きなバイクにタダで乗ってさらに1.5万円のプラス
ちょっと面白くないですか?
以下、それまでの経緯です。
HONDA CG125(以下CG125)とは文字通り125ccのバイクですが、私が持っているバイクの中ではセカンドバイクという位置付けです。(ちなみに、黄色いMOTOCOMPOというバイクはオモチャみたいなもので走りを楽しめるバイクではありません、っていうかごくたまにエンジンかけるレベル)
私はバイクが趣味と書きましたが、ヘタクソなのでスピード出したりするのは怖いです。
のんびりと風を切って気持ちよく走るのはもちろん好きですが、デザインとかが好きだったり、いじってみたりするのにも興味があったり。
いじり願望は常にありました。
ですが、メインバイクの996Sは中途半端に古い外車だし、自分でいじって取り返しのつかないことになると怖いので、結局セカンドバイクとして格安の中古バイクを購入して自分好みのカスタムに挑戦することに。
で、まずはいじるためのセカンドバイクとして、目を付けたのが50ccのバイク、つまり原付ですね。
どうせ自己責任でいじるのだから、お店から買う必要もないと思い、ヤフオクで物色することに。
そしたら、YAMAHA YB-1 Four(以下YB-1)というバイクがいじり甲斐がありそうだったので目を付けました。
あ、「いじる」というのはあまり難しいことをしようと思っているのではなく、カフェレーサー(バイクデザインの一つのカテゴリーです)というカスタムをしたいだけのことで、そのベースとなるバイクを探していたらYB-1が良さげだっただけです。
基本的にエンジンや排気系をいじって性能を上げたりするようなことには(怖いので)あまり興味がなく、自分がカッコイイと思えるデザインのバイクに乗りたいだけです。
で、色々と情報を集めていたら、ある時YB-1が3万円で自分で受け取りに行ける範囲で出品されていました。
ただし、「エンジンはかかるけど、キャブレターのオーバーホールしないと安定しない」というレベルの車両でした。
まあ、どうせいじるつもりだし、構造の勉強にもなるかと思って、思い切って落札して自走で受け取りに行ってきました。
それがコレ。
YAMAHA YB-1 Four
まさか自分がヤフオクでバイクを買うなんて考えたこともなかったですが、もし失敗しても3万円だし、バイク構造の勉強代だと思って思い切りました。
それからはこのバイクをカフェレーサーとして走らせるべく、サービスマニュアルに始まり、様々なパーツをヤフオクやAmazonを利用しながらコツコツとカスタムを進めます。
何しろ3万円のポンコツバイクがスタートです。
趣味とはいえ、ここでカスタムに多額のお金をかけたら意味がないので、できるだけコストをかけないようにしてカフェレーサー にするのを目標に頑張りました。(その過程も趣味として楽しいんだけど)
キャブレターのオーバーホールに始まり、タイヤ交換、フロントフォークのオーバーホールなど、未経験の連続でしたが、どうにかカフェレーサーらしく仕上げることができました。
パーツ代などでいくらかかったは計算していませんが、まあそんなに多くのお金は使ってないと思います。(バイク本体の3万円まではかかってないと思う)
とにかく、自分の勉強にもなり、納得できる仕上がりになったので、満足してしばらく走っていました。
が、このバイク50ccなので法定速度は30km/hまでなんです。
性能的には60km/hくらいで気持ちよく走れるのですが、それで捕まったら30km/hのオーバーになってしまいます。
このことだけが気になって、大通りではいつもビクビクしながら走ってました。
そして、一度カスタムを経験していたし、それが楽しかったので、もう一回排気量を上げてカスタムしてもいいかも、と思うようになりまして。
今度はYB-1をオークションに出すことに。
始めの購入金額は3万円でしたが、カスタムにも費用がかかっていること、この売り上げを元手にもう少し大きなバイクを買いたいこと、などから価格をつけて結局75,000円で落札していただけました!
少し話は前後するのですが、乗り換え候補として排気量が50ccを超えて125ccまで(保険の関係で125cc以下が維持費もお得なので)を探してました。
で、カフェレーサーのカスタムベース車両として目をつけたのが、YAMAHA YB125かHONDA CG125でした。
どちらも国産メーカーですがいわゆる逆輸入車で外車扱いになり、パーツの供給などの心配はありましたが、一度カスタムを経験しているので、なんとかなるだろうと安易に考えて、とにかくそのどちらかで安い車両があれば決めてしまうつもりでした。
途上国向けの安い車両とは言え、YB-1を売ってその中から買えそうな金額の車両がなかなか見つからない中、偶然メルカリで59,800円のCG125が出ているのを見つけてしまいました。
メルカリは今までやったことがないので不安でしたが、自分でも引き取りに行ける場所からの出品だったので、このチャンスを逃すとこの条件(金額や距離)で購入できるチャンスはないかも?
と思って、慌ててメルカリのアカウントを作って購入してしまいました。
なんか勢い任せみたいですが、今思えばこの判断はすごく良かったと思ってます。
と、言うわけでCG125を手にすることになりました。
HONDA CG125
話が前後すると書きましたが、実はこのCG125はYB-1が売れる前に勢いで購入していましたので、結果的にYB-1が75,000円で売れた時にはホッとしました。
そして、ここからまたコツコツとカスタムを楽しむことになります。
もちろんカスタムパーツを購入するのにはお金がかかりますが、そこは趣味としていじること自体も楽しんでいるので問題ありません。
そんなこんなで最終的には大変満足できる仕上がりになりました。
エンジンの排気量が上がったので50ccに比べるとスピードも出ますし、何よりも30km/hの速度制限がなくなったので気持ちよく走れるようになりました。
とりあえず今のCG125には何の不満もなく楽しんでいます。
で、しばらくはカスタムよりも走ることを楽しみたいと思い、YB-1とCG125をカスタムするために外してまったパーツ(いわゆる純正部品)をオークションに出すことに。
出品する端からポンポンと売れたわけではありませんが、自分が思っている以上に世の中には自分が不要なものを必要としている人がいるみたいで、それなりにさばくことができました。
中でも、CG125に付いていた純正シートは5,000円くらいで売れれば十分と思って5,000円で出品したらナント!20,000円以上で落札されました。
他にもいくつか売れまして、今のところ(まだ残っているパーツはありますが)全部で30,000円以上の売り上げになっています。
と言うわけで、金銭面だけで話をまとめると、
ヤフオクとメルカリでちょっとわらしべ長者を感じた話
・ヤフオクで30,000円のバイク(YB-1)を購入
・カスタムしたらヤフオクで75,000円で売れた。
・別のバイク(CG125)をメルカリで59,800円で購入
・カスタムして不要になったパーツをヤフオクで売ったら30,000円以上になった
・その結果、現在好きなバイクにタダで乗って15,000円以上もらったことになる
と言う感じですが、厳密に言ってしまうと、カスタムのためのパーツ代、購入したバイクを引き取りに行く交通費、オークションの手数料などを考えると決して儲かったと言う話ではありません。
ただ、一番始めにも書いたように、趣味として楽しんでいるので、カスタムにかかった時間と費用は損したと感じる必要はありません。
遊園地に遊びに行って入園料をもったいないと思わないのと同じです。
無駄な出費を抑えることは大切ですが、趣味とし楽しむための出費は大いにアリだと思いますよ。
そして、賢く行動すれば節約はできます。
特に今回のオークションでは、自分が不要だと思っていたものがまさかこんな値段で売れるとは!と言う驚きがありました。
オークションは文書と写真のテクニック次第で売れ行きが左右されます。
ここは趣味から少し離れますが、私は写真に関しては一応仕事としてもやっておりますので、オークションでも一歩リードできる写真を撮るコツも知っています。
簡単すぎる内容かもしれませんが、なかなか思ったように売れないと感じる方は写真を見直してみてはどうでしょうか?
まあでもオークションの最大のコツは欲張らないで適正な価格(より少し下)に設定することですけどね。