今朝の富士山。
今日も寒いです。
今年に入ってすぐに注文していたモノが昨日届きました。
海外から。
実は、以前にある人に見せてもらってからずっと「欲しい!」と思っていたカメラがあるのですが、国内で買おうとすると高すぎてなかなか手が出せかったのです。
その人も海外で買ったと言っていたので、自分でも調べていたのですが、それでも性能の割にはちょっとお高いので躊躇していました。
ですが、Amazon.comに$100の賞金が入っていることを思い出し、それを使って少し割安に購入する決意をしました。
購入に当たって、色々と不安要素はありましたが、約2週間で無事手元に届きました。(故障した時などはどうしようか不安ですが、そんなのは故障してから考えることにします)
前置きが長くなりましたが、開封。
DxO ONEという小型のカメラです。(興味のある方はサイトを参照してください)
箱の裏。
書いてあるように、基本的なスペックは、
・1インチセンサー
・f/1.8
・約2,000万画素
・焦点距離32mm(35mm換算)
・RAW記録可能
・フルHDムービー
ってところです。
中身確認。
オシャレな箱にシンプルに入ってました。
クイックスタートガイドには日本語もあったので「お!」と思ったのですが・・・
全て絵で説明されていました。
なるほど、そういうやり方もあるんですね。
とりあえず本体。
ちなみに、自立できませんので、後ろ側でこっそり支えています。
自立できなくてもいいけど三脚穴があるかどうか購入前に知りたかったのですが、結局調べきれずに購入。(ちなみに別売りでスタンドがあるので、三脚穴はないだろうとは思っていましたが、やっぱりなかった)
本体だけだと大きさがわからないので、iPhoneSEと比較。
ここまで見て、サイトで確認していない人はどんなカメラかわからないかもしれません。
実はこのカメラ、単体でももちろん撮影できますが、モニターが極小のしかありません。
そこで、LightningケーブルでiPhone(またはiPad)と接続して、iPhoneの画面を使って操作・撮影をするというシステムなんです。
初めて接続すると、アプリのダウンロードを促されます。
指示に従ってアプリをダウンロードすると・・・
iPhoneがモニターになります!(次回以降は接続すると自動的にモニターになる)
こうすることで、カメラのサイズを(性能の割に)極めて小さくできるという非常にユニークな製品なんです。
露出モードは基本の4種類を使えますし、シーンモードなどのオート機能も充実。(シャッタースピードは最長30秒、ISOは最大51200です)
カメラ本体は極小ながら、iPhoneとドッキングさせることで高級コンパクトカメラ並みの機能になります。
ちなみに、サイトなどでは、「プロ画質」などと書いてありますが、それはちょっと大袈裟です。
ガジェット的には非常にユニークではありますが、性能面でそこまで期待できないのはスペックを見れば明らかですね。
1インチのセンサーはSONYのコンデジRX100シリーズやNikon1シリーズなどと同等(というか、英語なのでよくわからない部分があるけどDxO ONEはSONYの1インチセンサーを搭載しているんじゃないかと思います)ですので、センサーサイズは一眼レフカメラからすればかなり小さいですが、一般的なコンデジやスマホからすれば、非常に大きなサイズになりますので、スマホのカメラよりも断然よく写るというのは想像できます。
レンズもズーム機能を捨てて明るい単焦点レンズを採用しているのも個人的には良いと思います。(本気で撮る時には一眼レフを持っていくことを前提)
私はiPhoneでもよく撮影しますが、iPhoneで撮った写真をPCの大画面で見ると子供の顔などのトーンジャンプが気になることがよくあります。(iPhoneの画面で見る分には気にならないレベルですが)
また、iPhone(スマホ)は暗い場所では自動的にISO感度を上げまくるので、ノイズが気になることもしばしば。(もちろんスローシャッターもアプリやスタンドなしでは使えません)
なので、ちょっと出かける時にはバッグにNikon1(V3)を入れていくのですが、それでもちょっと重いし大きい。(V3はNikon1シリーズの中では最も大きい方だけど)
子供と少し遠出して遊ぶ時などは、V3はとても便利ですが、ちょっとした出先でのシャッターチャンスのためにいつも持ち歩くのは現実的ではありません。
かといって、出先でのちょっといい感じのチャンスだとiPhoneでは役不足を感じます。
そんな時にバッグにDxO ONEが入っていると活躍できるのではないか、と思っています。
もちろん気になる点もいくつかあります。
さっきも少し書きましたが、カメラの固定ができません。
これは、サイトによればiPhoneの方を固定するか、専用のスタンドを使うようになっていますが、専用スタンドなんて買う気ないし、実はiPhoneで遠隔操作もできるみたいなので、集合写真や夜空の撮影の時にどうやったらいいのか考え中。
また、iPhoneを保護ケースに入れている時に接続できるのかも心配でしたが、今メインで使っているケースでは、Lightningケーブルがささりません。もっと薄型のケースで試してみたらなんとか繋がりますが、モニターを回転させると時々接続が途切れます。(基本的にはケースなしで使う設計のようですが、これもレビューなどでは参考にならず、実際に買ってみてわかったことです)
また、バッテリーの持ち具合もどのくらいか心配です。
データの取り扱いについても、様々な方法があってどれが一番スマートかやってみないとわかりません。
など、とりあえずモノは届いたけど、あとは実際に使ってみないと分からないことばかりですので、しばらくは積極的に使ってみたいと思います。
今日は時間がないので、iPhoneとの違いがわかるような試し撮りだけしてみました。
まずはDxO ONE(2,000万画素)で撮影(JPEG撮って出し)。
露出モード:A
絞り:f/1.8
ISO:100
WB:太陽
露出補正:+1.0
ちなみに固定ですが、焦点距離は11.9mm(35mm換算で32mm)
そしてiPhone(1,200万画素)。
露出モード:P
絞り:f/2.2
ISO:不明
WB:不明(というかオートでしょう)
露出補正:±0
ちなみに固定ですが、焦点距離は4.2mm(35mm換算で29mm)
アスペクト比の違いはデフォルトなので置いといて、iPhoneのオートWBの影響が大きいですね。
見た目に近いのはDxO ONEですが、iPhoneは人物だと判断して温かみのある雰囲気にしているのでしょうか?
もちろんDxO ONEにもポートレートモードがあるので、同じような雰囲気にもできるかとは思いますが、時間がないのと私の個人的な好みでDxO ONEの方は設定しています。
ちなみに背景のボケはDxO ONEの方が焦点距離が長いのと、絞り値が小さいので明らかな違いがありますね。(これはiPhoneがいくら頑張っても出来ないことです)
ま、こんなの好みでしょうけど。
そして、iPhoneでの写真で一番気になっていた部分の比較。
PCの大画面で100%表示などをした時のトーンジャンプというかザラつきというか・・・
まずはiPhone。
目の下のクマ?のグラデーションが完全にジャンプしてますし、髪の毛の描写もイマイチです。
一方、DxO ONE。
誰がみても一目瞭然ですが、iPhoneとは雲泥の差です。(DxO ONEの方が画素数が大きいので100%表示して同じサイズでクロップすると大きく写ります)
どうでしょうか?
iPhoneもよく撮れると言われていますし、スマホの液晶画面で見ている分には十分綺麗に見えるのでiPhone派は満足かもしれませんが、このサイズのカメラでこれだけの違いがあるんです。
最近よく見かける、iPhoneに直接つけるコンバージョンレンズなどを買い漁ってiPhone単体での撮影にこだわるよりも、コンパクトでスマートかつ質のいい写真が撮れますよ。
また、一眼レフ派の方はもちろんiPhoneでは満足できないでしょうけど、ポケットや日常持ち歩くサイズのバックに入れておいても気にならないサイズのカメラでここまで撮れればちょっと気になりませんか?
私は大いに気になってしまったので買っちゃいましたけど。
こんなに面白そうなカメラなのに、国内では今のところ販売店はありません。
DxO ONEのサイトで販売店を調べると、アメリカとヨーロッパだけみたいです。(日本のAmazonで買おうとするとめちゃくちゃ高い)
ですが、Amazon.comのレビュー(もちろん英語ですが)を見ると、それなりに良さそうなんですよね。
そのうち日本でも流行るかもしれませんよ。
ちなみに、商品には8GBのMicroSDカードが入ってますが、一応もう少し容量を上げておこうと思って16GBのカードをAmazonプライムのタイムセールで買ってみました。
通常価格よりもさらに20%オフでかなり安く買うことができましたが、梱包は相変わらずでした。
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