今朝の富士山。
快晴だけど霞んでる。
今日も夏です。
夜明け前の山頂。
誰かいました。
陽が当たり始めたらもういなくなりましたけど。
今日はいよいよフレームを組み立てます。
今日の目標はスイングアームとリアショック を取り付けるまで。
まずは後からだと取り付けづらい細いパーツを装着。
スイングアームピボット部のベアリングにグリスを。
多分ゴムのダストシールを外してから清掃・グリスアップの方が良いと思いますが、ダストシールを無理やり外してちぎれてしまうのが怖いので、無難な方を取りました。
ここからが一つ目の難関。
外す時にも苦労したピボット部のナット類。
写真ではわかりづらいけど、今後のために一応手順を残しておきます。
まずは、このイモネジ(ピボットアジャストボルト)を手で回してある程度入れます。
始めはピボットロックナット(写真の切り込み溝があるナット)を入れずに、ピボットボルトだけを入れ、スイングアームを通して貫通させ、ピボットアジャストボルトとドッキングさせて、六角レンチで規定のトルク(1.5kg-m)でピボットアジャストボルトを締める。
次に、ピボットボルトだけを一旦抜いて、反対側から貫通させ、ピボットロックナットを規定のトルク(6.5kg-m)で締める。(これはピボットボルトを入れて軸を揃えておかないと、ピボットロックナットを締める際にピボットアジャストボルトが共回りして押し出され、次の作業でピボットボルトが貫通できなくなるためだけど、本当はピボットアジャストボルトが共回りしないようにピボットロックナットだけを締めるように書いてある)
この際には専用工具が必要だけど、以前に購入したクラッチロックナットレンチとエクステンダー、トルクレンチの組み合わせでどうにかできました。
最後に再びピボットボルトを抜いて、反対側(正規の方向)から入れ、反対側(車体左)にナットを入れて、規定のトルク(6.5kg-m)で締めれば完了。
作業中はパズルみたいで色々と試行錯誤しましたが、整理するとおそらく上記の方法です。
ここまでかなり苦戦することが予想されましたが、思ったほど時間はかからずにできました。
続いて、リアショックをつけます。(第二関門)
これもパズルのようで難しいけど、サービスマニュアルを頼りに進めます。
とりあえずクッションコンロッドをグリスアップ。
サービスマニュアルを見ながら作業を進めたら、意外にもあっさり終わった。
・・・かに思われたのですが、ここからハマります。
確認のために、サービスマニュアルをもう一度チェックしたのですが、三角のパーツ(クッションアームプレート)の向きが違います。
ここからの苦労に興味のある人は下のサービスマニュアルを見ながら話についてきてください。
始めに作業したのは、12-10を見ながら。
一番気になるのは三角のパーツ(クッションアームプレート)で、3つ空いている穴それぞれに、リアショック 、クッションコンロッドの下側、スイングアームをつなぎます。
この三角形が正三角形ではなく、ややイビツな形をしているので、穴を間違うとちゃんと機能しません。
というのは外す時にわかっていたのですが、サービスマニュアルがあるので、外す時には向きを確認していませんでした。
で、12-10を見ながら作業完了と思って、12-6を見ると、なんか角度が違う。
わかりづらいですが、イラストをじっくりと見て線を辿っていくと、どうも自分が組み立てたのとはクッションアームプレートの向きが違うようです。
間違えた、と思って再びバラして、12-6を見ながら組み立てていくと、最後の一つの穴が少しズレて入らない。
ボルトを通す順番を変えたりしたのですが、どうやっても無理です。
リアショックを馬鹿力で縮めることができれば、なんとか入りそうですが、自分一人の力では不可能なレベル。
ってことで、ここから数時間格闘が続きます。
迷宮に迷い込んで悩んでいる時に、12-6と12-10のイラストが異なることに気づきました。
ちなみに、12-6と12-12は同じです。
だったら、12-6の方が正しいように思ったので、頑張っていたのですが、どうにも無理な感じ。
そこでネットでリアショックが装着されている画像を漁ってみたら、どうやら12-10の方が正しい気がします。
ここで、HONDAのサービスセンターに問い合わせ。
30年も前の車両なのに親切に対応してくれました。
過去に同様の問題があったか?と聞いたら今回が初めてとのこと。
でも、担当者もイラストが異なることは納得してくれました。
担当者曰く、正常にボルトが入る方が正しいのではないか?とのこと。
とりあえず12-10で作業を進めて、HONDAの方で検証(時間がかかる)して、もし間違いがあれば(なかったとしても)連絡をもらうことになりました。
ってことで、12-10で作業をやり直し。
左サイド。(クッションアームプレートの刻印が上)
右サイド。(クッションアームプレートの刻印が上)
要するに始めの作業に戻したってことだけど。
かなり時間を無駄にしてしまいましたが、とりあえず予定の作業は終了しました。
塗装などの作業がないので、基本的にはプラモデルの要領で組み立てていくだけなのですが、思いの外時間がかかってしまいました。
この次は、ステムやFフォークをつけて、タイヤを履かせたいです。
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