今朝の富士山。
雲は多いけど山頂はしっかり見えてた。
午前中は中学生のプールの授業で、その前になんとか1000m泳げました。
午後からはSDR4スト化。
と言っても、今日はほぼ机上で考えます。
まずはRブレーキ問題。
昨晩重りを使ってペダルを踏んだ状態にしておきまして、本日確認したのですが、わずかですがディスクを制動させる感じがありました。
メンテナンススタンドに立てて後輪を手で回してからペダルを踏むと、一応摩擦を発生して止まります。
が、その状態でホイルを手で回しても(あまり力を入れない)力づくで回ります。
でも今までのスカスカ状態に比べると進歩しました。
そして、これまでの作業とその結果から、原因はどこかにエアーが噛んでいる可能性が高いように思います。
なので、今後はマスターシリンダーやキャリパーを疑うのではなく、エアー抜きを完全にする方向で考えていきたいと思います。
とは言っても、考えられることは全部やってみたんだよね。
そして本題はここから。
とりあえず現在の状況。
どうにかエンジンを載せてますが、写真を見てエンジンの位置に違和感がありませんか?
YAMAHAの文字が斜めってる。
つまり、エンジンが前に傾いています。
本来セローに搭載されている状態では、YAMAHAが水平になっていると思われます。
なので、上の写真でいうと左下のマウント部をもう少し下げれば(エンジンを反時計回りに少し回転させれば)エンジンがキッチリと収まって、しかもヘッド部もフレームにぶつかることなく固定できるのではないか?と思いますよね?
でも、これには理由があるんです。
左側から見たところ。
エンジン側のスプロケット(ドライブスプロケット)の後方にピボットシャフトがあり、その上にチェーンスライダーがあります。(黒い樹脂っぽいパーツ)
まず、走行中にはチェーンがあまりスライダーにぶつからない(前後のスプロケットの上端同士が直線で結ばれる)必要があります。(多少こすっても良いようにスライダーがあるとは思うけど)
そして、左右の位置関係は、当然のことながら前後のスプロケットが直線上になければなりません。
上の写真では見づらいですが、手前のボケているスプロケと奥のチェーンスライダーの向こうにチラッと見えているスプロケが、概ね直線上にあるように見えます。(チェーンスライダーの擦れた跡をみると、もう少しエンジンが左側にあっても良い気もしますけど、5mm程度と思われるのと、チェーンスライダーが柔らかい素材でできているので、本来の位置なのかどうかもイマイチわからない)
つまりエンジンの位置はスプロケットの上下および左右の位置で決められるハズです(素人考えですが)。
そして、このあたりの位置関係をさらに調べていくと、アンチスクワット(アンチスクワットアングル)という言葉にたどり着きます。
結構難しい話で、私もあまり理解はできていないのですが、バイクが進む原理はエンジン側のスプロケット(ドライブスプロケット)がチェーンを介して後輪のスプロケット(ドリブンスプロケット)を回し、軸(アクルスシャフト)がピボットシャフトを押すことで前に進むらしいです。
この時、ピボット位置よりもアクルスシャフトの位置が低く、やや上向きに車体を押すことで、加速時にはリアサスペンションは沈むことなく、コーナーでも安定するらしい。
そして、ドライブスプロケット中心、ピボット中心、ドリブンスプロケット中心の3点を結んだ三角形が上に凸の形になります。
ただし、この三角形は乗車時(体重がかかった時)に最も良い形にならなければなりません。
そこで、実際に体重をかけた時とかけない時で調べてみました。
乗ってない時(体重がかかってない時)。
ピンク色の三角形は上に凸です。
そして水色の直線はチェーンが張ったらこうなるだろうという位置。
この時に注意したいのは、ピボット軸の太さと、さらにその上にあるチェーンスライダーによって、チェーンが直線ではなくへの字になってしまわないかということ。
写真では見えない内側にあるのでわかりづらいですが、この状態ではギリギリチェーンスライダーに当たっていると思います。(あくまで予想です)
でもいいんです。
これは体重がかかってない時だから。
そして、体重をかけてリアサスを少し沈めた状態。
今度は三角形がかなり平たくなりました。
が、上に凸の状態は変わっていません。
もしここで下に凸の三角形になってしまうと、安定性のない走りになってしまうそうな。
そして、この状態では水色のチェーンの位置が(サスが沈んだ分だけ)少しだけ上に上がって、ギリギリチェーンスライダーには当たらなくなっていると思います。(あくまで予想です)
全くの素人なので、正しい知識かどうかは自信がありませんが、上記を踏まえた上でエンジン(ドライブスプロケット)の位置を決めたので、パッと見は不自然な感じがしたのではないかと思います。
とは言っても、実際にエンジンマウントを作ってもらう際には、フレームしかなかったわけで、実際にサスペンションなどをつけて計算したわけでもなく、完全に現物合わせの目見当でした。
そこで、一旦再確認するために本日色々と考察してみました。
なんとなく大きな問題はなさそうなので、今後は前側のエンジンハンガーの修正、エキパイの取回しなどを考えて工場に持っていくつもりです。
あ、あと少し心配なのはエキパイの取回しが前側も後ろ側もタイヤとのクリアランスが確保できるかどうか。
これも現物合わせでやるしかないので、あとはなるようにしかなりません。
うーん、今日はなかなか頭を使ったぞ。