XVに前後2カメラのドラレコ(ZDR036)を自分で取り付ける


今朝のカエル。

今日は朝から小雨。

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雨のため、弟くんのラグビーの練習が中止になりました。

昨日のダイビングから体が疲れていたのでラッキーです。

そして、ぽっかり時間が空きまして。

以前からやってしまいたかった作業をすることにしました。

それはドラレコの取り付け。

実はもう1年くらい前からXVの純正ドラレコが壊れてます。

ディーラーに相談したら、純正よりもオートバックスなどの量販店で買ったほうが安いとのことだったので、面倒でずっと先延ばしにしていました。

でも、壊れたドラレコが付いている状態も嫌だし、昨今のあおり運転問題などもありますので、やっと重い腰を上げて、先日オートバックスに行ってきまして。

私なりのこだわりは、純正のようにスッキリさせたいことと、せっかくの機会なのでリアカメラも取り付けたいこと。

ちなみに、現在壊れているものは、ルームミラーの前のフロントガラスに取り付けられており、運転中は全く本体が見えません。

もちろん液晶画面もありませんし、余計なコード類もほとんど見えない状態です。

ドラレコなんて事故とかがあった時に確認できればいいや、と思っているので、とりあえず運転中に目につかない場所で十分だ、と思っていました。

しかし、売っている製品のほとんどは液晶画面が付いていて、フロントガラスに取り付けるタイプがほとんどです。(ミラータイプとか例外は除く)

これ、結構目立つんですよね。

運転中もなんとなく気になったりもしますし。

それで、店員さんと相談したら、本体と前後のカメラが独立しているタイプがありました。

これは、今ついているカメラとほとんど同じサイズなので、今と同じ場所に取り付けられます。(アイサイト搭載車は何かと面倒なので)。

そして、本体(液晶画面)は任意の場所に取り付けられるとのこと。(つまり、フロントガラス付近に取り付ける必要がない)

さらにリアカメラもあるじゃないですか。

これがいい、と思って相談すると、お値段は確か54000円、別途取り付け工賃が16000円ほどかかるとのこと。

つまり。合計で7万円ほどになります。

もちろん自分で取り付ける人もいるようですが、結構めんどくさそうだったので、お願いする方向で店には行きました。

が、取り付け工賃が思ったよりも高いことを考えて、一旦保留にして帰宅。

ネットで同じ商品を調べると、3万円台で買えそうです。

しかも自分で取り付ければ、工賃はタダ。

私はバイクをバラして組み立てるくらいのことはできます。

ので、この際自分でやってみる方向でネットで買ってしまいました。


んで、これが先日届いていまして、モノが手元にあると作業しなくては、と考えてしまい、本日時間ができたので取り付けをする運びとなりました。

ただ、ちょっと天気悪いんですよね。


ところで、わがXVと同型に乗っている方、純正のバックモニターに不満ありませんか?

それは雨の日、このレンズに雫がついてちょうど水のレンズができて、映像が歪みまくって全く役に立たないんです。

私はディーラーにも相談してみたのですが、水を弾くケミカルをやってみてくださいという程度。

そんなのはとっくにやってますけど、あまり効果がないんですよね。

今回リアカメラをつけたいというのは、これも理由の一つなんです。


前置きがかなり長くなりましたが、作業工程を記事にしていきます。

もちろん私もネットで検索して色々と情報を集めて作業をしますが、XVとこのドラレコ(COMTEC ZDR036)の組み合わせで作業している情報は見つからなかったので、他の誰かのためになるかもと思って、出来るだけ詳細に記録してみることにしました。

まずは現在の壊れているカメラ。

カメラから出ているコードは天井の中に入って、そのまま見えなくなってます。

ドラレコの説明書とは作業工程が異なりますが、このコードを頼りにしながら作業をすれば効率的かと考えました。

まずは、内装を剥がすためのツールを一つ購入。


これを使ってアイサイトのカバーを剥がしていきます。

まずこの小さい部分を剥がしますが、実は購入したツールだけではハマり方がきつくてうまく剥がせずに、ちょっとこじって隙間を作り、そこにナイフの刃先を入れて外しました。(ここだけ硬かったけど、それ以外はこの工具だけで外せました)


このパネルを外すと奥にボルトが見えますので、これを左右2本外します。


そしたらアイサイトのカバーを外すことができます。


外れるとこんな感じ。


前の方を見ると今付いているドラレコの配線がわかります。


ここまで理解できたら、この部分は新しいカメラとコードに取り替えるだけなので、一旦置いといて、次にリア側を確認します。

まずは、ハッチを開けて黒いパネルを外します。

ここは工具よりも手で外した方が簡単でした。


続いて、天井の一番後方(写真のすぐ近く)の丸いボタンみたいな留め具を外します。

これがなかなか外れない。

よく見ると二重構造になってました。


外してみると構造を理解できます。


さらに右上にある蛇腹ホースを外します。

この写真では白いプラスチックパーツからゴムを脱がすように外していますが、最終的にはこの白いプラスチックも外した方が元に戻す作業が楽でした。


針金で配線ガイドを作り、リアカメラのコードを通します。


カメラを中央上に取り付けたいと考えているので、真ん中にコードが来るようにします。

そして、蛇腹ホースを通すのですが、これがネット情報ではかなり苦労されている方が多いようです。

が・・・

配線ガイドを通して、


滑りを良くするためにシリコンスプレーを使い、


一旦輪っかの状態で通してから、


片方を引っ張って先端を通したら楽勝でしたよ。


あとはたるみをとってすっきりさせます。


さらに、右後ろのドアを開けてウェザーストリップというゴムの外周を一部外して、配線ガイドを使ってコードを前側に持ってきます。

作業的にはここに配線ガイドを通すのにちょっと苦戦しました。

見えない部分まで通さなければならないのと、カーテンエアバッグがついているのでエアバックの機能を損なわないように考えながら通しました。


このくらい作業をしていると、構造がわかってきます。

ウェザーストリップを外して、隙間にコードを這わせながら、このコードを運転席右側まで持っていきます。


ここまで来ると、見通しが立ってきました。

リアカメラを取り付けます。


フロントカメラを取り付けます。(古い方の両面テープを剥がすのが大変でした)


新旧のカメラの大きさを比べても、全くアイサイトに支障はないと思われます。


ドラレコ本体を取り付けます。

この位置は色々と考えた結果、結局コード類が一番目立たなくなるこの場所に決めました。


あとは運転席の右側に集結してくるコード(フロントカメラ、リアカメラ、本体の電源コード)を右前のピラー内を通して足元にまとめていきます。

フロントカメラは古い配線と入れ替えつつ先に進みます。


ちなみに、古いカメラの配線をたどっていくと、こんな感じで電源を取っていました。

配線が入り組んでいてこの先がどこに繋がっているのかよくわかりませんでしたが、分岐させているところをみると外してしまっても問題ないと判断。

ちなみに、後述しますが、今回の電源は別の方法で取ります。


右前のピラーを外すには、黄色い部品を回転させる必要があります。

これ、狭いので結構大変でした。


ようやくピラーの中にアクセスできました。

前後のカメラからくるコードをここで一緒にして、ピラー内を通して足元に持っていきます。

ちなみに、古いカメラのコードは流石に純正だけあって、かなりしっかりと固定されていましたので、コードを切って引っこ抜きました。


いよいよゴールが近いです。

電源を取るための部品はコレ。


元々ついているシガーソケットから電源を取っても良いのですが、配線が車内を這うとカッコ悪いので、出来るだけ見えないようにしてしまいます。

ETCの読み取り機の裏にヒューズボックスがあります。


蓋裏にあるシールを見て、左の列の下から2番目「10A CIGAR」のヒューズを外し、購入した電源取り出し用のパーツに取り外したヒューズを刺してから取り付けます。(購入時についてきたヒューズではなく、元々ついていたヒューズを使うらしい)

ちなみに、おそらくですが、このヒューズはシガーソケットのものですから、このドラレコとシガーソケットで10Aを超えるとヒューズが飛ぶはずです。

シガーソケットは今のところ何も使ってないので大丈夫でしょう。


電源取り出し用のパーツにはアースがありますので、足元のボルトを使ってボディーアースにします。


余ったコードをまとめます。


邪魔にならないように足元上の方に固定します。


あとはピラーを戻したり、ハッチのパネルを戻したりして、元の状態にします。

リアカメラはこんな感じ。


本体に繋がっているコード(3本)はこんな感じ。


エンジンをかけて動作確認とカメラ位置の微調整。

フロントカメラは今まで通り、運転中はほとんど見えません。

そして、自分の理想通り、フロントガラス周辺には余計なモノはなくてスッキリ。

半日くらいかかってしまいましたが、自分の計画通りに、しかも量販店で買って取り付けてもらうのの半額程度で目的が達成できました。

ちょっと面倒ではありますが、作業自体は難しいものではありません。

量販店の工賃も適正な価格ではないかと思います。

自己責任でお安く済ませたいのであれば、DIYでやってみるのもアリかと思います。

ま、あとはしばらく使ってみて不具合が出ないことを祈ります。

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