究極の流し撮り


昨晩から台風11号の影響で雨が激しく降っております。

今日も朝からずっと降り続いて交通機関にも影響が出るほど。

そんな時には空を眺めて物思いにふけってみるとか・・・

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写真は昨日アップしたものですが、中央よりやや上をクロップ。

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うっすらと見える白い線は流れ星でしょうか?

 

ところで、この写真ですが星を止めて写すためにハヤブサというポータブル赤道儀を使っています。

空にある星は実は動いているのでカメラを固定してシャッタースピードを遅くすると、「点」ではなくて「線」で映ります。

そのため赤道儀を使って星の動きに合わせてゆっくりカメラを動かすのですが・・・

 

これっていわゆる流し撮りですよね。

私はあまり上手に撮れませんが、動く被写体にカメラの動きを合わせて撮ることで被写体がブレずに背景が流れるというヤツです。

モータースポーツ撮影で多様されるテクニックですが、そんな写真は持っていないので良い例がありませんが過去に撮った写真だと、

 

ジェットコースターや、

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チャリなど。

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これらの被写体の速度はジェッコースターでも100km/h程度で、シャッタースピードは1/30秒よりも速いです。

しかし、赤道儀を使った星空撮影でのシャッタースピードは速くても30秒程度で、普通の流し撮りの100倍以上も遅いスピードで撮影します。

 

では、星はどれくらいの速さで動いているかというと・・・

 

面倒な計算は省きますが、東京の緯度で地球の自転速度は1400km/h程度だそうで、マッハ1.1だそうです。(つまり音より速い!)

空に見えている星は想像できないくらい遠い位置にあるのでほとんど止まっているように見えますが、実は地球上からみると相対的に音速よりも早く移動していることになりますね。

何が言いたいかというと、

「音速で移動しながら被写体を流し撮りで写し止める!」

これってなかなかのロマンじゃないですか?

 

なーんて雨の中考えてみたりして。

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