オレマジ


今朝の富士山。

モヤっと。

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今日も朝からドライブしてきました。

軽トラで。

行き先は埼玉県。

そう、バイクの引き取りです。

先日、鈴菌に感染したと報告しましたが、自分史上初のSUZUKIのバイクを引き取りに行ってきました。

と言っても、原チャリ(2種)ですが。

現在足として使っているジョルカブには何の不満もありません。

むしろ足としては最高に便利です。

が、通勤だけで使っていると、もうちょっとだけ足を伸ばしたり、キビキビと走りたいって思う時があって、2ストの原付スクーターがあれば楽しいかも?

とか思うようになり。

と言うのは少し無理のある言い訳でもありますが、とにかくやっぱり(ネタ的にも)少しバイクをいじって楽しみたいなと。

そして、2ストの原付スクーターで極めて個性的なのはやっぱりSUZUKIのアレでしょう。

ってことで、しばらくリサーチしていまして、先日ようやくゲットできました。

オレマジ。

ストリートマジックです。(コレはスクーターです)

このストマジ、50ccと110ccがありまして、当然私としては110ccが良いのですが、110ccはタマ数も少なくて高いんです。

なので、50ccをボアアップして黄色ナンバーで乗ってる人も多いみたい。

ですが、単にボアアップしただけだと焼き付きを起こすケースも多いみたい。(2ストでヤンチャなバイクなのでブンブン回しちゃうんだと思います)

ってことで、選択肢としては、50ccノーマル、50ccボアアップ、110ccノーマルとなるわけですが、なかなか悩ましい。

とりあえず110ccは良いのがあればめちゃくちゃ高い。

ボアアップは焼き付きが心配。

ってことで、50ccノーマルにして自分で最小限のボアアップをして気をつけながら乗るか、などと考えを巡らせていたのですが。


★埼玉発 スズキ 110cc バイク 型式:CA1LA 廃車証明書あり★

ってのが出てまして。

詳しい人ならわかるけど、CA1LAってのは50ccのノーマル(一番グレードの低いヤツ)、なのに110ccって?

つまり50ccに110ccのエンジンユニットを搭載してるってことです。

この改造をしている方もそれなりにいるようです。(エンジンはストマジ110かアドレス110で、小改造で載せ替えができるようで、これはストマジ110のエンジンでした)

ちょっと面白いのは、出品に「ストリートマジック」の文字がないこと。

よく見ていくと、どうやら出品者はバイクにはあまり詳しくない、農機具かなんかが専門の会社っぽいんです。

なので、形式番号と排気量しか情報がないような感じ。

もちろん入札者側は分かりきっているのでライバルはたくさんいますけど。

ただし、「鍵なし」「エンジン不動」とのことで出品されておりました。

これだとなかなか入札には勇気がいるかと。

でも私見ですが、よくよく写真を見ると、割としっかりした改造をしているように見えたので、安く買えれば何とかなるんじゃないかと思ってみてました。

そしたら、誰かが質問で「キックおりますか?」と、「おります」との回答。

つまり、クランキングはするので、エンジンがかからないのは鍵がないからじゃないか?

ちなみに、メーター周りも改造してあって、メインキーシリンダーがどこにあるか分からなかったので質問してみたら「やっぱり鍵ありました」とのこと。(分かりづらい場所にあったみたい)

これでちょっと入札が増えてしまいましたが、最終的にどうにか落札できまして、本日受け取りに行ってきた次第です。

最初の印象は「思ってたよりも小さい」。

そして出品写真よりも汚い。

ま、これは想定内ですが。

今日は運転で疲れたので、清掃とかもせずに各部のチェックを簡単に。

個人的に探していた際に気にしていた箇所の一つ、フロントフォークのインナーチューブのサビ。

ストマジは見ての通りの倒立フォークですが、構造的にちょっとショボいらしい。

特にこの50ccのグレードの低いタイプはオイルダンパーではなくフリクションダンパー、つまり摩擦抵抗を利用してるってことで、錆びていることが多いように感じます。

ちなみに、50ccのグレードの高いのは片方だけオイルダンパー、110ccは両方ともオイルダンパーだとか?

なんだそりゃ?

とにかくフロントフォークは気になってるわけですが、平均よりはサビが少ないように思えます。ってことにしとく。

エンジンユニット。(これ見たらスクーターでしょ?)

樹脂パーツは白っぽくなってるけど、そんなの問題ない。

ブレーキの固着もなく、普通に転がせて前後のブレーキもしっかりと効きました。

が、ちょっとオイルが漏れてます。

どこから漏れているかは今のところ特定できておりません。(何しろ汚すぎるので)

50ccに110のエンジンの載せる場合には、このエンジンハンガー部の穴を2mm拡大する必要があるようで、その辺りサビなどが気になりますが、まあそれほど酷いというわけじゃないでしょう。


フレームに少し傷がありますが、これってステッカーを剥がす時にスクレイパーで傷つけたような・・・

あ、そして全ての外装パーツがカーボン調になっていますが、ラッピングっぽいです。

続いて右側。


フロントフォーク。

ここは写真で見た時から黒っぽくて気になってたけど、サビではなくて汚れだったので、清掃すればキレイになるでしょう。


エンジン周り。

ホイールもサイレンサーもかなりキレイですが、タイヤはひび割れているので交換かな。


チャンバー。

年式にしては良い方でしょう。

当然サビ取り&再塗装前提です。


そしてオイル漏れ。

こちらはシリンダーから漏れているような感じで、気になるなぁ。


キャブ周りもオイルでベトベトです。

ただ、全体的には110ccのエンジンをまるっと載せ替えてあるような感じで、少し安心感はあります。

が、メインハーネスが50ccか110ccかによってちょっと苦労する部分が出てくるかも。

それに関して電装系がかなり変更されてます。

まずはメータとライト。

全て社外品になっております。

どうしてもタコメーターが付けたかったんだろうね。

ちなみに、ストリートマジックのライト周りはスタンダードタイプは四角ライトで、IIというオフロードっぽいモデルが丸目ライトになっておりますが、個人的には圧倒的に四角ライトが好みなんです。


ちなみにメインキーシリンダーはここにありました。

この鍵も純正の予備までついて、ガソリンタンクもシートロックもこれ1本で開きます。

ってそんなの当たり前じゃん、と思うかもしれませんが、古いバイクだとメインキーとタンクが違う鍵であることもしばしば。

このバイクのオーナーさんはしっかりと管理していたようで好感が持てます。


そしてシートロックを外してみる。

汚いけど、ちゃんとしてる感じはありますね。

バッテリーは完全にダメですが。


さらにリアカウルも外す。

おっと、CDIが社外品(デイトナ)になってます。

ストマジはこのデイトナの青いCDI(青箱と呼ばれるらしい)でリミッターカットをする人が多いようなのですが、それって50ccの場合じゃないかな?

エンジンが110ccなので、このCDIはちょっと心配です。(110cc用とかもあるのかね?)


あとはリアフェンダーレス化されてます。

何か切り貼りされているのかと思ってたけど、どうもボルトオン(ポン付)っぽいんですよね。

こんなパーツも売ってたのかな?

個人的にはノーマルのお尻が好きなのですが、ここまでしっかりした製品ならこれもアリなのかな?


と、長々と書きましたが、ほとんど購入前の事前調べをしておいて、実際にモノが手元に来てからの確認でした。

総括すると、出品写真から判断した事前調べでほぼ思った通りだった。

そして鍵が付いていて、さらに全て1本で使えること、エンジンは大きく改造されてはいないだろうということ、前オーナーさんが割とキッチリとしていたように思えることなど、良い情報が多い反面、オイル漏れがいくつかあること、CDIが社外品であることなどの不安要素もあります。

とにかくこの後は、まず清掃してエンジンをかけてみたい。

エンジンがかかるなら、チャンバーの塗装、キャブレターの清掃、その他電装系の純正戻しなどを進めていきたいと思います。

あとは、フロントフォークの入れ替えも考えてるけど、これはハードル高そうなんだよな。

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カテゴリー: バイク・車, 日記 タグ: パーマリンク

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