VT250 スパーダ Fフォークオーバーホール


今朝の富士山。

久しぶり。

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と言っても、先日長瀞に行ってる時には晴れてたみたいですけど。

ちなみに、今日の予報は曇り。


山頂も朝はよく見えたけど、日中は雲で見えたり見えなかったり。

それにしても雪がすっかり解けてます。


今日はVT250 スパーダのFフォークオーバーホールをします!

まずは、昨日問題のネジを緩めてもらってあるので、朝からオイルを抜きます。

オイルの汚さは想定内。

バラすのも簡単でした。


今回交換するのはオイルシールとダストシールだけ。

もし使えないパーツがあれば、その時点で注文するつもりです。

まずは、パーツクリーナーを使いまくってザックリとキレイにする。


インナーチューブを磨きます。

この写真はフォーク上部で、右のチューブだけピカールで磨いたところ。


両方ともピカールで磨きましたが、あまり変わりませんね。

アウターとの摺動部は#2000にフォークオイルをつけて磨きました。(写真はありませんが)

ちなみに、ピカールでも耐水ペーパーでもフォークを立てた時に横方向(円周方向)に磨くのが基本らしいです。

その他のパーツはサビなど気になったところだけ軽く磨いて終了。

全体的にキレイになりました。

と、ここで気になることが。

せっかくキレイに塗装できたと思ったアウターチューブの一部が水ぶくれみたいになってしまっています。

昨日までは気づかなかったので、今日分解する時にやってしまったのでしょうか?

原因は不明ですが、修正すべきか迷います。

とりあえず、今後他の箇所も同様の現象が出てくる可能性もあるので、今はそのままにして様子を見ます。

それにしても残念だ。

さて、交換パーツは純正部品で注文済み。

さらに、今回は純正では柔らかすぎるという噂のFフォークを少し硬くする改良をします。

一般的にはイニシャルアジャスターというのをつけるのですが、お金がかかるので、チープな方法で。

ネットでよくやっている人がいるのですが、インナーチューブ内にワッシャーを入れることで初期状態のバネを少し縮めた状態にするというものです。

近所の金物屋でM6外径30mm厚み2mmのワッシャーを10個購入。

220円なり。

これを左右5枚ずつ入れます。


では、組み上げていきます。

前半は写真撮るの忘れてましたが、そんなに難しいことはなく、サービスマニュアルとネット情報で事足りました。

ちょっと難しかったのは、ボトムのネジにロックタイト(ネジ止め剤)をつけるのですが、奥まった場所にあるので、ロックタイトが別の場所に少し着いてしまいました。(拭いて取れますが)



ここからはサービスマニュアルには書いてないですが、ネットではたくさんの情報があります。

インナーチューブにラップかコンビニ袋をかぶせる。


オイルシールの内側にシリコングリスを塗って滑りを良くしてから、傷をつけないようにラップ越しにインナーチューブに入れる。


ここまでは手で入る。


ここからはホームセンターで売っている内径40mmの塩ビ管を被せて上からプラハンで叩いて押し込む。


C型のストッパーが入る溝が見えるまでオイルシールを押し込む。


C型のストッパーを入れる。(写真は半分しか入れてない状態)


最後にダストシールを入れて完了。(手で簡単に入ります)


ここまでできたら、いよいよオイルを入れます。

今回はHONDA純正の指定オイル。(10W)

ちなみに、同じ番号ならYAMAHAがかなり安いのですが、同じ番号同士なのにYAMAHAの方が全然柔らかいようです。

元々柔らかいフォークを硬くしようとしているので、安いYAMAHAは諦めて純正をチョイス。


なお、オイルの硬度でフォークの硬さを調整する方法もあるようですが、なんかそれは良くないという情報もあったので、オイルは純正にして、とりあえずバネの調整だけにします。(しかも簡単に元に戻せる方法)

規定量の371mlをきっちり測るのは難しいので、少し多めに入れて後で調整します。

フォークオイルを入れたら、何回かストロークさせて泡を出し、さらにしばらく放置して出来るだけ泡を抜きます。

そして待っている間に油面調整器具を自作。

材料はスチロールの皿、チューブ、シリンジ、ビニールテープです。

シリンジは訳あってタダ、買ったのはチューブだけですが、それも別の用途(ブレーキオイル抜き)に使った余りを使います。

10分ほどで完成。

スチロールのT型の下がちょうど103mmになるように作ります。

これをフルボトムさせたフォークの上に入れ、余分なオイルを抜けば、液面がフォーク上面から103mmになる計算です。(103mmというのは371ml入れた時の液面までの距離で、サービスマニュアルに載っています)

これであとはスプリングやカラーなどを入れて上のキャップを閉めれば完了です。

ちなみに、インナーを一番長く出した状態でも、内側のカラーが数cm飛び出ていて、これを押し下げながらキャップを閉めるのですが・・・


今回はさらに購入済みのワッシャー5枚(1cm相当)をのせてからキャップを閉めます。(そんなに難しくはありませんでした)

こうすることで、無負荷状態のバネが通常よりも1cm縮んでいるので、荷重がかかった初期に少し強く感じるようになるらしい。

これを外側から調整できる道具がイニシャルアジャスターなのですが、スパーダの場合1cmくらいでちょうどいい感じらしいので、220円で済ますことができました。

まあ、純正で乗ったことすらないので、比較できないんですけど。

これでFフォークのオーバーホールが完了です!

今まではバラして塗装という作業ばかりでしたが、やっと組み立ての工程に入ることができました。

これからはフレームを組んでいけるので楽しみです。

あ、エンジンは全く手をつけてないので、塗装作業から解放されたワケではありませんけど。

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VT250 スパーダ Fフォークオーバーホール への3件のフィードバック

  1. takkaja のコメント:

    ネジロック剤って原理が興味深いですよね

    https://www.abit-tools.com/blog/?p=10482

    • Hitoshi Oikawa のコメント:

      ネジロック剤の原理なんて考えたこともありませんでした。
      ハナクソみたいなものだと思ってたけど、奥が深いんですね。

  2. ピンバック: Fフォーク再塗装 | としろぐ

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