今日も終日富士山は見えませんでした。
で、中途半端な時間ができたので以前に買って放置されていた箱を開けることに。
キャッチコピーが面白い。
実はコレ、BORG(ボーグ)という望遠鏡レンズです。
ブランド名はBORGですが、トミーテックという玩具メーカーが四半世紀ほど前から販売しているシリーズで、星撮影、野鳥撮影、昆虫撮影などのマニアの中ではかなりよく知られている商品でして、その中でも小さくてリーズナブルなコ・ボーグというレンズです。
以前から興味があったのですが、知人が数量限定で格安販売しているのを教えてくれたので買っておいたのです。
BORGはカスタマイズパーツが非常にたくさんあって初心者は入りにくいのですが、このセットはとりあえず使えるようになる「中川スペシャル」とかいうセットです。
他にも、とにかくいろいろなキャッチコピーが面白くて好感が持てます。
以下コ・ボーグのキャッチコピー。
●通勤するBORG。究極の個ボーグ。毎日BORGと共に過ごしたい方に。
●男の小道具。女の子ボーグ。どちらもいっしょにCO・BORG。
●コ・ボーグ36EDを手に入れれば、暮らしが変わる。意識が変わる。旅が変わる。
●コ・ボーグ36EDなら、あまりに小さく目立たないので買ったことが家族にばれない?
●コ・ボーグ36EDは小さい。でもちゃんとBORG。
●コ・ボーグ36EDは、新しい自分に対する必要な投資だ。
●コ・ボーグ36EDは、あなたを非日常へいざなう大人の小道具。旅の小道具。
●コ・ボーグ36EDから始まる感動体験。未来へのキボーグ。
●買えば惚れる。男の錯覚。コ・ボーグ36ED。たった2枚のレンズが織り成す別世界。
●コ・ボーグはセカンドボーグ。コ・ボーグだからこそ味わえる幸せ。
●コ・ボーグに油断していた。コ・ボーグ36EDで人生が変わるって本当だった。
●コ・ボーグはあなたの人生を豊かにします。非日常を通勤カバンにしのばせる幸せ。
●今まであきらめていた通勤途中のあの風景、あの野鳥、あの天体・・・。もう撮り放題。
他の商品のキャッチコピーも面白いので興味のある方は是非チェックしてみてください。
さて、キャッチコピーは面白いですが、撮影はもっと面白いです。
一般的な写真用のレンズは様々な機能を持たせるためにレンズが何枚も入っているのですが、BORGは基本的には望遠鏡なので極めてシンプルなレンズ構成です。
そのせいで撮影にはいろいろと弊害が出てくることもあるのですが、そこを創意工夫で乗り切ることも楽しみの一つのようです。
では、開封。
レンズは一番左の筒だけで、あとはピント合わせなどの道具で基本的にはレンズが入っていない筒です。(右から2番目だけはフラットナーという周辺の写りを改善するための小さなレンズですが)
組み立ても簡単でねじ込むだけです。
私はNikon1用のアダプターを買いましたが、様々なカメラに対応しています。(コ・ボーグはイメージサークルが小さいのでフルサイズだとケラれてしまいAPS-Cまでが対応ですが、上級モデルはフルサイズまで対応しています)
ちなみにコ・ボーグは200mm f/5.6のレンズで、Nikon1につけると540mm相当になります。
早速試写。(Nikon1との組み合わせだと露出モードMのみ、ピントもMF、拡大表示はできないなどかなりの制約が出てきます)
ベランダから庭の花を。
う〜ん、フレアが・・・
とはいうものの実はフレア対策のために購入時に筒の内側に貼り付ける真っ黒い起毛紙が付いてきたのですが、面倒なのでつけずに組み立ててしまったんです。(この起毛紙をつけるとフレア感がかなりなくなるらしいのですが面倒なのでまたの機会に)
なのでレタッチで。
参考までに18-200mmの200mm側でほぼ同じ条件で撮ってみました。(コ・ボーグは先述のフラットナーレンズを入れると焦点距離が1.1倍になるので画角が異なります)
撮って出し。
レタッチ。
なんだ、こっちの方が綺麗じゃん。
って思える人もいるかもしれません。
ただ、100%まで拡大してみると・・・
コ・ボーグ(中央)
18-200(中央)
コ・ボーグ(周辺)
18-200(周辺)
どうでしょうか?
色の出方は好みもあると思いますが、コ・ボーグの方がシャープな画像に見えませんか?
ただ、「じゃあ70-200 f2.8とかの高級レンズと比較したらどうなの?」ってことになりそうですが、そこは費用対効果で勝負してもらうとコ・ボーグの圧勝だと思います。
いずれにしてももっとしっかりセッティングして、早く月などを撮ってみたいと思っております。
なのに全然晴れないし。