ムーチーの葉


今日は比地大滝で仕事だったので、前回気になったアオノクマタケランとゲットウの違いを確認してきました。

まず沖縄では良く見かけるゲットウ

DR-LC140520-2862

 

そしてアオノクマタケラン

DR-L140509-0073

写真では比較しづらいかもしれませんが、葉は大きな笹の葉のような感じで非常に似てます。

が、しかし、花が決定的に違うので花が咲いているのを見ればすぐに見分けることができます。

 

ゲットウ。

DR-LC140520-2860

 

アオノクマタケラン。

DR-LC140520-2854

また、花が咲いていない場合でも、葉の匂いを嗅ぐとゲットウの方は独特の匂いがするので区別することができます。(ゲットウの葉は殺菌作用があり、沖縄ではムーチーの葉と言ってモチを包むのに使われます)

ちなみに、ここまで調べていて、クマタケランという名も出てきました。

図鑑で見ると、葉はゲットウ及びアオノクマタケランにそっくりで、さらに花はゲットウにかなり似ているようです。

ゲットウとの違いは、ゲットウの花は垂れ下がるのに対して、クマタケランの花はアオノクマタケランのように上に向かって伸びるそうです。

そして、クマタケランの葉はゲットウと同様に沖縄ではムーチーの葉として利用されているようです。(なので、おそらく匂いもゲットウに近いのではないかと想像できます)

どんどんややこしくなってきてしまいました・・・

そういえば今日はゲットウと思ってみていた花も上に向かって咲いているのがあったので、もしかしたらそれがクマタケランの可能性もあります。

次の機会に確認してみたいと思いますが、おそらく沖縄の人もゲットウとクマタケランの違いは意識しないで両者ともに「ムーチーの葉」として利用しているのではないでしょうか?

 

 

 

広告

カテゴリー: 植物, 自然観察 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です